ー iOS向けSDKのバージョン管理とnative_app_updateイベントについて

iOS向けのSDKにおけるバージョン管理の概念

KARTE SDKでは、iOSアプリにおいてversion_nameとversion_codeという2つのバージョン管理の概念を使用しています。それぞれの役割は以下の通りです。

  • version_name: ユーザーに表示されるアプリのバージョンを表します。Info.plistファイル内のCFBundleShortVersionStringに指定される値です。通常、アプリのメジャーリリースや新機能の追加に伴って更新され、形式は「1.0.0」や「2.1.3」のようなバージョン番号になります。
  • version_code: アプリのビルド番号を表します。Info.plistファイル内のCFBundleVersionに指定される値です。通常、バグ修正やマイナーチェンジなど、同一のバージョン内でのビルドを区別するために使用されます。この番号は連続する整数値であることが一般的です。

native_app_updateイベントの発生条件

SDKにおいて、native_app_updateというイベントは、アプリのバージョンが更新された際に発生します。ただし、このイベントが発生するのはversion_codeの変更時ではなく、version_nameが更新された場合に限られます。

つまり、アプリが新しいビルドに更新され、version_codeが変更されてもnative_app_updateイベントは発生しません。逆に、アプリのメジャーアップデートや機能追加によってversion_nameが更新されると、このイベントがトリガーされ、アプリ内での適切な処理が行われます。