iOS SDKのPrivacy Manifestへの対応

KARTE iOS SDKでは、Privacy Manifestとそれに伴うRequired Reason APIを2023年12月6日Version2.10.0にて対応いたしました。

Appleの公式サイトより、2024年春までに全アプリのアップデートが必要となります。

またCode SigningについてはAppleに準拠した形での対応を検討しております。


Privacy Tracking Domainsへの対応

Appleのガイドライン内のトラッキングの定義を踏まえたプレイドの見解では、KARTE for AppのSDKのデフォルトの挙動では、トラッキングを実行していません。すなわち、自社アプリ内で取得したデータの他社アプリやウェブサイトとの紐付け行為をデフォルトでは行いません。

ただし自社アプリ内での実装内容に依存し、NSPrivacyTrackingDomainsへの記載が必要になる可能性はあります。

詳細は下記のドキュメントをご覧ください。

AppleのATT(App Tracking Transparency)フレームワークのKARTE for Appへの影響について

React Native, Flutterでの対応方法

これらのbridgeを利用している場合は、下記の手順でPrivacy Manifestに対応済みの最新版SDKにアップデート可能です。

  • 手順1
    • Podfileの platformMinimum Target Deployment をiOS 12系以降に設定
  • 手順2
    • iOSのディレクトリ配下で、 pod update KarteCore を実行

React Native, Flutterで最新化できない場合のトラブルシューティング

  • 手順2の pod update KarteCoreで最新版にアップデートされなかった場合は、 pod update KarteUtilities を行い KarteUtilitiesを最新化した上で pod update KarteCore を実行してください
  • 上記の方法でも最新版にならなかった場合は、ローカルのCocoapodsが参照しているリポジトリが更新されてない可能性があります。この場合は以下を実行してください
    • pod trunk info KarteCore を実行し、リリース済みのバージョンの一覧を表示してください。
    • 上記で最新版が出てこない場合は参照してるリポジトリが古いため、 pod repo update で更新してください。

Cordovaでの対応方法

下記の手順でPrivacy Manifestに対応済みの最新版SDKにアップデート可能です。

  • 手順1
    • config.xml上で、 preferencedeployment-targetをiOS12系以降に指定
  • 手順2
    • cordova prepare を実行

Cordovaで最新化できない場合のトラブルシューティング

  • 手順2の cordova prepareで最新版にアップデートされなかった場合は、Podfileのplatformを手動で12系以降に指定した上で、pod update KarteUtilities KarteCoreを実行してください。
  • 上記でも解決しない場合は、 pod update KarteUtilities を行い KarteUtilitiesを最新化した上で pod update KarteCore を実行してください。
  • 上記の方法でも最新版にならなかった場合は、ローカルのCocoapodsが参照しているリポジトリが更新されてない可能性があります。この場合は以下を実行してください。
    • pod trunk info KarteCore を実行し、リリース済みのバージョンの一覧を表示してください。
    • 上記で最新版が出てこない場合は参照してるリポジトリが古いため、 pod repo update で更新してください。