ユーザー紐付けの設定をする
紐付けテーブルのデータをKARTEで計測したユーザーに紐付けるには、KARTE上のユーザーと紐付けテーブル上のレコードを1対1で対応させる必要があります。
そのために、以下の条件を満たすようにします。
- 名寄せのキーとなる値(
user_id
など)が、「タグで取得したユーザーデータ」と「紐付け設定する紐付けテーブル」の両方に存在する
紐付けテーブルの紐付け設定
紐付けテーブルの「データ紐付け」タブから、ユーザーへのデータ紐付け設定をすることができます。
紐付け設定(ON/OFF)
- ON
- 紐付けテーブルのデータをユーザーに対して紐付ける
- OFF
- 紐付けテーブルのデータをユーザー紐付けに使わない
上書き設定(ON/OFF)
- 同一イベント、同一プロパティに対して、タグと紐付けテーブル紐付けの両方でデータが連携された場合の挙動を指定します
- ON
- 紐付けテーブルから紐付けたユーザーデータを優先する
- OFF
- タグで取得したユーザーデータを優先する
上書き設定がONでも上書きできないケース
「タグで取得したデータ」と、「紐付けテーブルで紐付けるデータ」のデータ型が異なる場合、複数のデータ型を保持することができないため、上書きができません。
上書き設定をONにした場合でも、「タグで取得したデータ」の方が優先されます。
紐付けたデータの反映タイミングについて
紐付けのON/OFF設定完了後、該当ユーザーへのイベント発生などを待たずにユーザーの詳細画面などで確認することができるようになります。紐付け完了までには最大で数分程度かかります。
紐付けテーブル側の紐付けフィールド
- 紐付けテーブルへの初期データ投入時に設定した「メインキーにするフィールド」が表示されます。
ユーザー側のフィールド
- 紐付け先ユーザーを特定するためのキーを、「イベント(タグ)名」と「プロパティ名」で指定します
- 紐付け先のユーザーには、予め
user_id
などの紐付けキーを含むイベントが発生している必要があります
- 紐付け先のユーザーには、予め
ユーザー側の紐付先イベント
- 紐付けテーブルの値が、どのイベントのユーザーデータとして紐付けられるかを指定します
紐付先イベントに使用できないイベント
KARTEで自動発生させているイベントの一部で、紐付先イベントに設定しても、セグメント設定などで選択ができないものがあります。2018年6月現在、使用できないことが確認されているイベントは以下です。
- スコア(
__fields_scores
)
紐付けたデータの利用
- ユーザー紐付けでユーザーデータに紐づけたデータは、KARTE上で主に以下に活用できます
- セグメント条件に利用する
- ユーザー情報変数でアクションの中に埋め込む
- その場合は、以下のように条件設定してください
- 期間:
すべての期間
- イベント名: 紐付先イベント名
- フィールド名: 紐付けテーブルのカラム名
- 算出方法:
最新の値
- 期間:
セグメント条件やユーザー情報変数で紐付けテーブルのデータを利用するための設定
セグメント条件やユーザー情報変数では、ユーザーデータに対して主に以下の項目を指定します。
・期間(例:
すべての期間
、直近7日間
)
・イベント名
・フィールド名
・算出方法(例:最新の値
、一つ前の値
、合計値
)しかし、紐付けテーブルの値には「
最新の値
」しか存在しません。
そのため、紐付けテーブルで紐付けたデータは、以下の条件でのみ参照可能です。・期間が「
すべての期間
」
・算出方法が「最新の値
」
Updated 12 months ago