KARTE for AppのSDKインストール時に確認すべき内容
以下はKARTE for App導入時に、SDKのインストールやイベント送信が正しく実装ができているかについて確認すべき項目です。
適宜、導入時のテスト等でご活用ください。
※記載の内容については標準的に利用されることの多い機能を中心としているため、全機能を網羅した内容ではないことに留意してください
SDKのインストール
OS毎のmodule
-
両OSの任意イベントのapp_infoから以下のmoduleを確認し、モジュール毎にインストール状況に差分がないかを確認してください
モジュール iOSでの名称 Androidでの名称 アプリ内メッセージ in_app_messaging inappmessaging プッシュ通知 remote_notification notifications 設定値配信 variables variables ビジュアルトラッキング visual_tracking visualtracking
KARTE独自のカスタムURLスキームの設定
- 簡易的に確認する場合は、自分を探す機能が各OSで動作するかを確認することで、正常性を判断できます
- ※KARTEで配信されたコンテンツからアプリ内で任意の画面に遷移できるかについては、別途アプリ内メッセージとプッシュ通知で確認を行ってください
ログアウト時のvisitor_idリセット
- ログアウト時にvisitor_idをリセットする実装をしている場合は、ログアウト時に
native_app_renew_visitor_id
イベントが送信され、visitor_idがリセットされていることを確認してください
WebView連携
主要なイベントの発生状況
native_app_open
等のSDKが標準で自動送信するイベントが正常に発生しているか?- deeplink経由でアプリを起動した際に
deep_link_app_open
が発生しているか?- 発生しない場合は、OS毎に以下の対応に不備がある可能性があります
- iOS
- Android
plugin_native_app_identify
が適切なタイミングで発生してるか?- 適切にFCMトークンを送信する実装(iOS/Android)がされている場合は、以下に記載のタイミングでplugin_native_app_identifyが発生します
- FCM登録トークンや、アプリPUSH通知許可設定がKARTEに送信されるタイミング
その他
- オプトアウト/オプトインが実装されている場合は、適切に動作するかの確認
- dismiss/suppress/unsuppressが実装されている場合は、適切に動作するかの確認
イベント送信
イベント送信全般
- イベントの発生回数や送信タイミングに過不足が無いかを確認してください
- 修正すべき例
- 特定のイベントが過剰に送信されている
- 発生するはずのイベントが一切発生しない、もしくは欠落することがある
- イベントが発生するはずのタイミングと異なったタイミングで送信されている
- 修正すべき例
- field名や、fieldの値の型やフォーマットが設計通りに実装されているかを確認してください
- OS間の差分
- OS間でイベントの送信タイミング、送信される順番に差分がないかを確認してください
- 修正すべき例
- iOSではイベントA->イベントBという順番だが、AndroidではイベントB->イベントAという順番で送信されている
- 修正すべき例
- OS間でイベント名、field名、fieldの値の型やフォーマットに差分がないかを確認してください
- OS間でイベントの送信タイミング、送信される順番に差分がないかを確認してください
viewイベント
- 1画面を閲覧した際には、その画面のview_name, titleで1回だけviewイベントが送信されことを確認してください
- 修正すべき例
- 画面描画のタイミングと著しくずれたタイミングでviewイベントが送信される
- 他のview_name, titleと重複している
- 意図したview_name, titleの値が送信されていない
- OS間で送信内容に差分がある
- 過剰に発生する、もしくは発生しない
- 参考: viewイベント送信のベストプラクティス
identify/attribute/カスタムイベント
- 意図した送信タイミングで、OS間で差分なく、抜け漏れなく送信されることを確認してください
- 個人情報や、削除が必要な情報はidentifyイベント以外で送られていないか確認してください
- user_idが無い状態でidentifyイベントが送信されていないか確認してください
アプリ内メッセージ(IAM)
- 以下の設定で、popupの接客サービスがテストユーザーに配信されるように設定してください
- アクション : 任意のリンク遷移が可能なpopupで、アプリ内で遷移可能なdeeplinkを設定
- 対象ユーザー : 任意のテストユーザーを指定
- 対象イベント : 施策実施対象になる画面のviewイベント指定
- ネイティブアプリにおける接客表示制御 : 表示制御をしない
- 配信頻度 : アクセス毎
- 同時配信 : OK
- その他の項目 : 指定なし
- 前述のpopupを各OSでテストユーザーに配信し、以下を確認してください
- 当該画面に遷移した場合に適切なタイミングでpopupが表示され、意図しないタイミングで消えない
- popup上に指定したリンク押下時に適切に遷移できる
- アプリ内の任意画面へ遷移するdeeplink
- https始まりでブラウザを起動、もしくはアプリ内webviewを開くリンク
- deeplink遷移時にdeep_link_app_openイベントが送信される
- 非モーダルタイプのpopupで、当該画面のアプリ側の要素を押下できる
- (※表示制御オプションを特に指定しない場合に)当該画面から別の画面に遷移した場合に、popupが非表示化される
※テストの網羅性を高めたい場合は、対象イベントを任意で追加してください
プッシュ通知
- push送信が許可されているユーザーに対して任意の方法でpushを配信し、以下を確認してください
- 各OSで、アプリがタスクキル/フォアグラウンド/バックグラウウンドの状態で、pushをタップした際に適切にアプリ起動とリンク遷移ができる
- pushタップ時のdeeplink遷移時にdeep_link_app_openイベントが送信される
- pushに指定したリンクに適切に遷移できる
- アプリ内の任意画面へ遷移するdeeplink
- https始まりでブラウザを起動、もしくはアプリ内webviewを開くリンク
- その他、以下の対応をしている場合は合わせて適切な挙動をするかご確認ください
- カスタムペイロードへの対応
- iOSのリッチプッシュ やサイレント通知
- Androidの通知チャネルやヘッドアップ通知
Updated 6 days ago