メール等をリスト配信する
Datahubでは、クエリの実行結果の各レコードを配信対象として、メールやLINEなどの接客サービスをリスト配信することが可能です。
クエリの実行結果1行が、配信対象ユーザー1人に対応します。
リスト配信には、KARTE TALKの「ターゲット配信」機能を利用します。詳細はこちらをご覧下さい。
お使いのプランによっては、一部の機能が使用できないことがあります
クエリについての設定
クエリ結果の要件
配信に使うクエリは、実行結果に以下のいずれかを含む必要があります。
- user_id
- ターゲットとなるフィールド(配信先情報)
ターゲットとなるフィールドは、配信に利用するアプリケーションに応じて異なります。
配信アプリ | ターゲットとなるフィールド | 例 |
---|---|---|
メール | メールアドレス | [email protected] |
プッシュ通知(KARTE for App) | FCM token | c8jz0H-yVXA:APA91... |
SMS | 電話番号 | 080-0000-0000 |
LINE | LINE userId | U4af4980629... |
クエリ配信についての設定
クエリ画面の[… > 配信設定の編集」タブから、配信に利用する際の設定をします。
- 配信での利用
- 配信で利用する場合はONにします
- 配信アプリの選択
- LINE、メールなど、配信に使うチャネルを選択します
- 配信方法の選択
- 以下から選択します
- User IDを指定して配信する
- 対象フィールドを指定して配信する
- 以下から選択します
- 対象のフィールド
- クエリ結果のフィールドの中から、ターゲットとして利用するフィールドを選択します
- User ID
- クエリ結果のフィールドの中から、KARTEに連携されているUser IDが格納されたフィールドを選択します
user_idが特定できる場合は、なるべく含めましょう
KARTEでトラッキング済みのユーザーのuser_idに対して、クエリ結果にuser_idを含めて配信を実施すると、配信に関する情報が既存のユーザーに紐付きます。配信結果をユーザーに正しく紐付けるために、user_idが特定できる場合はクエリ結果にuser_idを含め、「配信設定」で指定をしましょう。
配信ロジック
クエリ結果に「ターゲットとなるフィールド」、「user_id」のそれぞれあるかどうかに応じて、配信対象者を決定するロジックが変化します。必要に応じて配信に関連する「ユーザーデータ」が利用されます。
※ユーザータグの設置についてはこちら、subscription
についてはこちらをご覧ください。
以下、「メール送信」を例に説明します。例えばSMS配信の場合は、emailをphoneに読み替えてください。
1. クエリ結果に「ターゲットとなるフィールド」、「user_id」のどちらも存在する場合
必要なデータ項目
- クエリ結果
- user_id
- ユーザー情報
- user_id
- subscription
配信対象者の母集団
- クエリ結果の「ターゲットとなるフィールド」に、
email
があるユーザー
上記の母集団の中で、配信を実施しないユーザー
- 以下を全て満たすユーザー
- クエリ結果の
user_id
と一致するユーザーが、既にKARTE上に存在する - ユーザーデータに
identify.subscription
が存在し、最新の値がfalse
- クエリ結果の
2. クエリ結果に「user_id」のみ存在する場合
必要なデータ項目
- クエリ結果
- user_id
- ユーザー情報
- user_id
- subscription
配信対象者の母集団
- 以下を全て満たすユーザー
- クエリ結果の
user_id
と一致するユーザーが、既にKARTE上に存在する - ユーザーデータに
identify.email
が存在する - ユーザーデータに
identify.subscription
が存在し、最新の値がtrue
- クエリ結果の
上記の母集団の中で、配信を実施しないユーザー
- なし
3. クエリ結果に「ターゲットとなるフィールド」のみ存在する場合
必要なデータ項目
- クエリ結果
- ユーザー情報
- 無し
配信対象者の母集団
- クエリ結果の「ターゲットとなるフィールド」に、emailがあるユーザー
上記の母集団の中で、配信を実施しないユーザー
- ユーザーデータに
identify.subscription
が存在し、最新の値がfalse
- Lineで送信する場合は、
plugin_line_identify.subscription
が存在し、最新の値がfalse
- 送信に対応した
subscription
を利用する
- 送信に対応した
以下の形式の
user_id
と一致するユーザーに対して配信されます※ 条件にあるuser_idをもつユーザーが存在しない場合、ユーザーが生成され、配信されます
- user_idの形式
wuid-{{app_name}}-{{target_field}}
- 例
wuid-sendgrid-X5xxx7xxX0xXXx/9XxXXXxX+6xxxX1XxXxXxXXXxx6X=
なお、メール内のクリック計測可能なリンクをクリックして計測タグが設置されているサイトに直接来訪した場合、メール送信時に生成されたユーザーとWebサイト上で計測されたユーザーがマージされます。
接客側の設定
メールなどのサイト外接客サービスについて、対象ユーザーの絞り込みに利用するクエリを選択する必要があります。
クエリ詳細画面の「配信」タブから、「新しくバルク配信を作成する」を押下し、接客サービス設定を行ってください。
Updated 12 months ago