KARTE for Appの利用を開始する

ご利用開始までのながれ

検証環境での検証後に、本番環境での実装着手をお願いします。検証環境・本番環境それぞれで、KARTEのプロジェクト/Application Keyが異なりますのでご注意ください。

No項目概要
1施策要件の確定KARTEで実施する施策を検討する
2実装項目の確定施策実施のために必要な実装項目を決める
3【検証環境】SDK導入・各種実装検証環境で、必要なSDKのモジュールの導入・各種実装(FCM実装・deeplink実装等)を行う
4イベント仕様の確定KARTEにイベントとして送る情報を決める
5【検証環境】イベント実装検証環境で、イベント送信処理を実装する
6【検証環境】検証検証環境で、イベントデータ・接客の挙動を確認する
7【本番環境】本番反映本番環境で、SDKのモジュールの導入・各種実装・イベント実装を行う
8【本番環境】リリースストアリリースを行う

実装項目について

1. SDKを導入する

以下、ご利用の開発フレームワークに応じた「SDKを導入する」ドキュメントに沿って、利用する機能に応じた必要なモジュールをインストールしてください。

https://developers.karte.io/docs/about-karte-for-app

2. 各種実装を行う

ステップ2で定めた実装項目に応じて、必要な対応を行なってください。

必須項目

No項目詳細
1deeplink実装POPUP/Push通知から特定画面に遷移させるためのdeeplinkを用意してください。

KARTEで対応している形式:
・Custom URL Scheme
・Universal Links (iOS)
・App Links (Android)

参考 ※必ずご確認ください
KARTE for Appで配信される接客のリンク制御について
2Universal Links 利用の場合の追加実装 (iOSのみ)Universal Links利用の場合は以下の対応が必要です。
Universal Links に対応する
3App Links 利用の場合の追加実装 (Androidのみ)KARTEでは、http は https から始まるリンクの場合は外部ブラウザが起動する標準仕様になっているため、以下の対応が必要です。
アプリ内メッセージのリンクを制御する

別途、App Linksへの対応が必要な場合もありますので、以下も併せてご確認ください。
App Linksへの対応は必要ですか?
4FCM SDK連携(プッシュ通知利用の場合のみ)KARTEでプッシュ通知を送る場合に対応が必要です。
プッシュ通知を送信する

リッチプッシュを送りたい場合は、以下の対応も必要です(iOSのみ)。
リッチプッシュ通知に対応する

任意項目(必要に応じて対応)

No項目詳細
1カスタムURLスキームの設定下記の各種機能に利用おいて必要な実装です。。

Native機能呼び出し
サイト、アプリを閲覧している自分自身を探す
アプリで確認 の機能を使ったアクションのプレビュー
・ビジュアルトラッキング※詳細は、下記「2. ビジュアルトラッキング機能の実装」を参照

ホーム画面や、KARTEで頻度高く接客を表示することが想定される画面でご対応ください。実装ドキュメント:iOSAndroid
2ビジュアルトラッキング機能の実装ペアリングしたデバイスからKARTEに送信した操作ログを元に、KARTEにイベントを発火させる機能です。
ビジュアルトラッキング機能とは

一時的なイベント(端末キャンペーンにおけるユーザーの行動ログ等)を、追加実装不要で管理画面から追加できます。

以下、ご利用の開発フレームワークに応じた「ビジュアルトラッキングを利用する」ドキュメントに沿ってご対応ください。
https://developers.karte.io/docs/about-karte-for-app
※React Native、Flutterではβ版として提供しています
※Unity、Cordova SDKには非対応です
3ログアウト機能の実装※ユーザーのログアウト時にKARTEで自動付与されるvisitor_idをリセットする機能です。

同端末で複数ユーザーがログインする場合は、意図した接客・プッシュ配信が行えない可能性があるため、必須でご対応ください。

実装ドキュメント:iOSAndroid
4設定値配信機能の実装特定のnative要素をKARTEで管理する(Key-Valueで構成される値をKARTE経由で配信できる)機能です。
設定値配信とは

以下、ご利用の開発フレームワークに応じた「設定値を利用する」ドキュメントに沿ってご対応ください。
https://developers.karte.io/docs/about-karte-for-app

3. イベントを送信する

ユーザーの行動情報(イベント)をKARTEに送信・トラッキングするための実装を行います。

  • ステップ4で定めたイベントの仕様(イベント名・フィールド名・値の型・発火タイミング)に沿ってご対応ください。
  • ご契約上の計測イベント数上限があるため、必要なイベント・適切な送信タイミングの設計をお願いします
  • KARTE SDKが標準で自動送信するイベントについては、重複して送信しないようご注意ください。

実装時は、以下の点をご留意ください。

  1. 全ての画面でviewイベントを実装することを推奨します
  • KARTE SDKでは、Viewイベントの発火(viewメソッドの呼び出し)が行われた時点で画面の境界を認識し、アプリ内メッセージの表示制御が行われます。
  • 画面の境界を認識させるためには、WeView画面遷移時も、native側でのviewイベントの実装が必要です。
  • 参考:viewイベントのスキーマ
    • フィールド
      • view_name:{{画面を識別できる名前(英字表記)}} [文字列](例:home)
      • title:{{画面を識別できる名前(日本語表記)}} [文字列](例:ホーム)
    • 発火タイミング:画面遷移時(WebView画面遷移時含む)
      • Viewイベントの送信はアプリ側での “画面遷移の発生” 後に実装してください
  1. ユーザーを識別するユニークなIDがある場合は、identifyイベントの user_idとして送信してください
  • 必ず user_id というフィールド名で、文字列形式で送信してください。
  • 参考:identifyイベントのスキーマ
    • フィールド 
      • user_id:{ユーザー識別ID} [文字列]
      • ※user_id以外のフィールドは貴社のイベント仕様に応じて可変
    • 発火タイミング:アプリ起動(セッション)、会員登録、ログイン時
  1. アプリ内WebView上のイベントを送る場合、別途KARTEタグの設置・WebView連携の実装が必要です
  • 参考) WebView内の行動をトラッキングする:iOS, Android

KARTEでは、以下のイベント送信方法に対応しています。

項目詳細
SDKアプリのネイティブ画面で発生するイベントの送信方法です。

以下、ご利用の開発フレームワークに応じた「イベントを送信する」ドキュメントに沿ってご対応ください。
https://developers.karte.io/docs/about-karte-for-app
タグアプリ内WebView画面で発生するイベントの送信方法です。
ページ内へのタグ設置、web/appユーザーの紐付け処理の実装が必要です。

以下、ご利用の開発フレームワークに応じた「WebView内の行動をトラッキングする」ドキュメントに沿ってご対応ください。
https://developers.karte.io/docs/about-karte-for-app
APIAPI 経由でのイベント送信方法です。

ユーザーの解析のみに利用する場合:Send event to KARTE
ユーザーの解析に加え、接客の配信トリガーとして利用したい場合:Send event to KARTE and exec serverside-action

に沿ってご対応ください。

※in-app message /設定値配信等 の配信トリガーには利用できません
※分間リクエスト制限について必ずご確認ください(API のリクエスト回数制限

4. 検証環境での確認・本番リリース

検証環境でのイベント取得・接客の配信確認を行なってください。

参考1: KARTE for AppのSDKインストール時に確認すべき内容

参考2: 検証環境での配信確認をする

本番リリース (=本番環境でのKARTE計測開始) は、ご契約開始月以降のタイミングにてお願いします。

よくある質問・トラブルシューティング