Adobe Analytics
Adobe Analyticsに対してKARTEの解析データをタグ連携できます。
データ連携のパターン
- 以下の連携が可能です
- サイト上からKARTEのタグでデータをインポートする
- サイト上から外部サービスのタグでデータをエクスポートする
注意点
- 連携サービス側の設定やプランによっては、意図した通りに連携できない可能性があります
- 必ず、事前に連携検証を実施してください
KARTEのタグによるデータ取得
KARTEのtrackerを利用することで、Adobe AnalyticsのVisitor IDをKARTEに連携することができます。
Adobe AnalyticsのVisitor Idの取得には、id-serviceが利用可能な状態である必要があります
id-serviceの詳細については、以下をご覧ください。
https://github.com/Adobe-Marketing-Cloud/id-service
AdobeのVisitor IDをKARTEへ連携する
サンプルコード
if (!window.visitor || !window.visitor.getAnalyticsVisitorID) return;
var analytics_visitor_id = visitor.getAnalyticsVisitorID();
tracker.track('_adobe_ids', {
analytics_visitor_id: analytics_visitor_id
});
外部サービス側のタグによるデータ送信
KARTEのスクリプト配信機能で配信したJavaScriptからAdobe Analyticsのs.t()
やs.tl()
を呼び出すことで、Adobe Analyticsに対してKARTEの解析データを送信できます。
- KARTEの接客サービス作成画面から、スクリプト配信接客サービスを作成する
- 「ユーザー情報変数」機能などを利用し、スクリプトに配信先ユーザーのユーザーデータを埋め込む
- 埋め込んだユーザーデータをAdobe Analyticsに送信する
Adobe Analyticsへの連携方法
以下のいずれかから選択してください。
- KARTEからの情報を一度cookieなどに保存し、次のPV、ページコード上で値を取得、
s.t()
で送信する- AAへのリクエスト数は従来どおりです
- AAのページコードに対する追加実装が必要です
- KARTEのイベント発生時やscriptサービス実行時に
s.tl()
を実行する- AAへのリクエスト数が増加します
- 多くの場合KARTEの接客サービス内で実装が完結します
※ s.t()
を同期的に実行している場合、KARTEのスクリプト配信はs.t()
よりも後に実行されます。
KARTEのユーザーデータを連携する
KARTEがタグなどで取得しているユーザーデータを連携します。
ユーザー情報変数の設定例
ユーザー情報変数を利用して、スクリプト配信アクション内にユーザーデータを埋め込みます。
- 変数名:
gender
- 設定:
すべての期間
ユーザータグ(identify)
性別(gender)
の最新の値
- 設定:
- 変数名:
name
- 設定:
すべての期間
ユーザータグ(identify)
名前(name)
の最新の値
- 設定:
サンプルコード
- 性別と名前を
eVar
変数へ連携する場合のサンプルコード
s.eVar1 = '#{gender}';
s.eVar2 = '#{name}';
s.tl()
KARTEのセグメント情報を連携する
静的変数segments
を利用し、あるイベント(購入、カート追加など)時点でのKARTE上でのセグメントを連携します。
サンプルコード
- セグメントのリストを
list1
変数を利用して連携するサンプルコード#{segments}
は、「イベント解析時のユーザーのセグメントIDリスト(カンマ区切り)」で置換されます
var segments = '#{segments}';
s.list1 = segments;
s.tl();
KARTEのアンケートデータを連携する
サンプルコード
- アンケート回答結果をAAのイベント・トラフィックとして連携する例
var answers = [ /* アンケート回答データ*/];
s.events = 'answer_question';
answers.forEach(function(answer, index){
s['prop'+index] = answer;
});
s.tl();
KARTEのアクションの結果を連携する
KARTEで配信したアクションの結果を、AAへ送信することが可能です。
接客サービスID(campaign_id)と接客アクションID(shorten_id)をprop変数として送信することで、接客アクションを特定できます。
- 以下の例では、下記データを送信します。
- 接客が表示された
- 接客をクリックした
- 接客を閉じた
配信トリガーの設定例
- ユーザーが接客サービスを閉じた場合の設定例
接客サービスを閉じる
message.shorten_id
が存在する
ユーザー情報変数の設定例
ユーザー情報変数を利用して、スクリプト配信アクション内にユーザーデータを埋め込みます。
- 変数名:
shorten_id_open
- 設定:
今日
接客サービスを表示
接客アクション名
の最新の値
- 設定:
- 変数名:
campaign_id_open
- 設定:
今日
接客サービスを表示
接客サービス名
の最新の値
- 設定:
- 変数名:
shorten_id_click
- 設定:
今日
接客サービスをクリック
接客アクション名
の最新の値
- 設定:
- 変数名:
cmapaign_id_click
- 設定:
今日
接客サービスをクリック
接客サービス名
の最新の値
- 設定:
- 変数名:
shorten_id_close
- 設定:
今日
接客サービスを閉じる
接客アクション名
の最新の値
- 設定:
- 変数名:
campaign_id_close
- 設定:
今日
接客サービスを閉じる
接客サービス名
の最新の値
- 設定:
サンプルコード
- 以下を連携する例
- 表示された接客サービスとアクションのID
- クリックした接客サービスとアクションのID
- 閉じた接客サービスとアクションのID
s.prop1 = #{shorten_id_open}; // 表示された接客サービスのshorten_idを保存
s.prop2 = #{campaign_id_open}; // 表示された接客サービスのcampaign_idを保存
s.prop3 = #{shorten_id_click}; // クリックされた接客サービスサービスのshorten_idを保存
s.prop4 = #{campaign_id_click}; // クリックされた接客サービスのcampaign_idを保存
s.prop5 = #{shorten_id_close}; // 閉じた接客サービスのshorten_idを保存
s.prop6 = #{campaign_id_close}; // 閉じた接客サービスのcampaign_idを保存
s.tl();
購入イベント発生時に、直近に受けた接客サービスIDをAAに連携する
購入イベントと直近に受けた接客サービスIDを紐付けてデータ連携することで、どの接客サービスが売上に寄与したかを分析できます。
この例では、エンドユーザーが直近に受けた接客サービスIDを30件送信します。
配信トリガーの設定例
- ユーザーが購入したときに配信する場合
- 配信トリガー:
コンバージョンタグ
送信日時
が存在する
- 配信トリガー:
ユーザー情報変数の設定例
ユーザー情報変数を利用して、スクリプト配信アクション内にユーザーデータを埋め込みます。
- 変数名:
shorten_ids_open
- 設定:
今日
接客サービスを表示
接客アクション名
の直近30件
- 設定:
- 変数名:
shorten_ids_click
- 設定:
今日
接客サービスをクリック
接客アクション名
の直近30件
- 設定:
- 変数名:
shorten_ids_close
- 設定:
今日
接客サービスを閉じる
接客アクション名
の直近30件
- 設定:
サンプルコード
s.list1 = #{shorten_ids_open}; // 表示された接客サービスの直近30件をlist変数に保存
s.list2 = #{shorten_ids_click}; // クリックした接客サービスの直近30件をlist変数に保存
s.list3 = #{shorten_ids_close}; // 閉じた接客サービスの直近30件をlist変数に保存
s.tl();
Updated 12 months ago