ユーザーを理解する

ユーザーとは

KARTEにおける ユーザーとは次の3つの組み合わせです。

  • ユーザーID: ユニークなユーザーID
  • 解析データ: イベントの統計値
  • セグメント: ルールベースのラベリング

KARTEでは送信されたイベントデータをリアルタイムに解析し、上記の値をユーザーの情報として更新していきます。イベントの統計値の詳細については イベントの解析 をご覧ください。

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スコア

スコアプラグインを入れている場合、スコアもユーザーの構成要素ですが、ここでは説明しません。

ユニークなユーザーID

イベントはユーザーの行動ログです。ユーザーIDはそのユーザーの一意の識別子になります。通常は、SDKが各イベントに自動的に付与します。

メンバーとビジター

例えばユーザーがサイトの会員としてログインする場合、identify イベントで user_id フィールドを送ることで、そのブラウザ/デバイスから送られるイベントのユーザーIDを固定することが出来ます。

// ユーザーIDの送信例
// 本来は会員情報などを元に動的に値を変更する
krt('send', 'identify', {
  user_id: '000' 
});

KARTEでは、送信された user_id の値を元に、別ブラウザ/別デバイス間のユーザーが同一ユーザーかどうかを判定しています。

また、identify イベントで明示的に user_id が送られたユーザーをメンバー、自動的にユーザーIDが付与されたユーザーを ビジター として扱っています。

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user_id長の制限

user_idの最大長は512byteとなっています。
これを超えるuser_idが指定された場合はエラーがレスポンスされ計測も行われません。

セグメント

セグメント とは、ユーザー毎のイベントの統計値に対してつけられるルールベースのラベリングです。セグメントを使用することで、アクションの配信対象ユーザーを制御することなどが可能となります。
例えば、

セグメント名: sample_segment
ルール: 直近7日間sampleイベントのsample_number_keyの最大値が 100 以上

というセグメントを作成しておくと、ユーザーのイベントの統計値が更新される際にルールに合致するかどうかが判定され、合致する場合にそのユーザーに対してsample_segmentというセグメントが付与されます。

セグメントの設定例については 頻出セグメント 設定ルール一覧表 をご覧ください。